道具は使い込むほどに馴染み、
馴染んだ時に道具の本来の姿となり、
使う人を映す鏡となります。
面
- 本来の手刺しの布団は馴染むと広がってきます。そのため、始めはきつめが望ましいです。また、アゴが緩くなった場合などは、内輪を絞るなどの調整をします。
甲手
- 使い込むほどに鹿毛がほぐれ柔らかくなります。たまに木型を入れ調整することでより馴染みます。
- 鹿革は濡れた状態ではなるべく連続で使用しないでください。乾いて固くなったときは揉んで柔らかくしてから使ってください。手の内は湿っているうちにしわを伸ばしてください。
胴
- 長時間使用しない時は、台が狭くらないように、棒をかっておいてください。